みなさんこんばんは
愛知県豊田市にある
剛鍼灸院 豊田です
酷暑といわれる夏から、やっと冬に移り変わってまいりましたが、季節の変化とともに患者さんのなかで「喘息(ぜんそく)症状」を訴えられる方が多くなってきました。
喘息とは
喘息の症状には、
- 息苦しい
- 咳きこむ
- 「ゼーゼー」「ヒューヒュ」という喘鳴
- 夜間や早朝に出やすい
- 運動をすると息苦しくなる
以上のようなものがあり、喘息症状の発作は夜間や早朝にかけて起きやすいという特徴があります。さらに、今のような季節の変わり目や天候の変化や気温の変化が激しい時にも発作は起きやすくなります。
喘息で悩んでいる方の気道は、症状が落ち着いている時でも常に炎症をおこしているため、健康な方に比べて気道が狭くなって空気が通りづらくなっています。炎症がおこっている気道は、とても敏感になっているため、わずかなことでも刺激となって喘息発作がおこってしまうのです。
大人と子供の違い

子どもの喘息を引き起こす原因の90%は、
- ダニ
- ハウスダスト
- 花粉
- 食品
といったアレルギー性のものがほとんどです。
一方、大人の喘息は、
- 喫煙
- 過労
- ストレス
- 大気汚染
といった非アレルギー性のものが原因となることが多いです。
喘息発作の注意点と治療法
大人でも子どもでも苦しい喘息発作が起きてしまったら、まず、できるだけ座った姿勢など体を起こした姿勢をとることがポイントです!
体を横にしてしまうと、副交感神経が優位となり気管支が狭くなり発作症状が強く現れてしまいます。

喘息に対する鍼灸治療で一番大切なことは、交感神経や副交感神経といった自律神経のバランスを整えることです。
喘息発作は、副交感神経が優位になることで引き起こされるため、自律神経の働きを整えて喘息発作を起こさない状態に調整していきます。また、激しい咳によって起こってしまう首や肩、背中や胸の筋肉の緊張を緩めることで、物理的にも体の状態を整えていきます。
薬による治療だけでは症状がなかなか回復しない、頻繁に起こる発作症状をなんとかしたい、そのような事でお困りの方はぜひご相談ください。

