みなさんこんばんは
愛知県豊田市にある
剛鍼灸院 豊田です
今回は、男性の妊活をテーマにお話しします。
「妊活」という言葉は女性に対して使われがちですが、不妊の原因の約半数は男性側にあるともいわれています。
男性の妊活って何をするの?
男性・女性に限らず、まずは自分の身体の状態を知ることが大切です。男性はまず精液検査を受けましょう。近年では、ブライダルチェックをする御夫婦も増えてきました。
婦人科へは行きづらいと思うかもしれませんが、男性の場合は、泌尿器科や不妊専門クリニックで検査を行うことができ、精液検査では、
- 精液の量
- 精子濃度
- 精子の運動率
- 精子の形態
などをチェックしていきます。
男性不妊の原因
男性不妊の原因となる多くは、正常な精子の数の低下や精子の運動率の低下、精子のDNAの損傷といわれています。精子の運動率の低下には、加齢やストレスなど多くの要因が関わってきます。また、男性の精子は、年齢を重ねていても毎日新しく作られるため、老化しないと思われがちですが、女性の卵子同様、年齢とともに徐々に機能が低下していきます。
精巣の大きさも少しずつ小さくなり、男性ホルモンを作る力も徐々に弱くなってしまいます。つまり、女性だけでなく男性にも時間の制限があるということです。
生活習慣の見直し
- 飲酒と喫煙
- ストレス
- 睡眠
- 食事
- 運動
こちらを改善することはもちろんですが、意識していただきたいことが「体温管理」です。
女性は、温活といって体を温めることが妊娠を目指すうえでとても大切といわれています。男性は、反対に外から温めすぎたりせず、熱がこもらないようにする必要があります。それは、精子が熱にとても弱く、精子を作る精巣を温めすぎてしまうと、精子数の減少・運動率の低下につながってしまいます。平熱としての体温は必要ですが、ほどほどに。
鍼灸治療でできること

鍼灸治療では、体の血流をよくしたり、自律神経のバランスを整え、精巣機能の向上に働きかけます。
腰や足、肩にあるツボを使って、東洋医学的、生理学的に治療方針を組み立て、精巣の血流を良くすることで精子の運動率や精子量の改善につながり、自律神経を整えることで、体がリラックス状態になり、男性ホルモンの分泌の安定につながります。
体や心にかかるストレスは、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量低下を招くため、日ごろ感じている体の疲れを解消することは妊活の大切な一つです。
精子のもとである精祖細胞から精子になるまでは、約70~80日かかるといわれています。
赤ちゃんを望むのであれば、いち早くご自身の体の状態を知り、ケアしていくことが妊活の第一歩です。
まずはご相談ください。