みなさんこんばんは
愛知県豊田市にある
剛鍼灸院 豊田です
最近では、テレビやメディアで自律神経の働きが注目されており、「自律神経失調症」という病名を耳にする機会が増えていると思います。
日本心身医学会の定義によると
種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの
と定義されています。
簡単に言うと、病院で検査をおこなっても病的変化が認められず、自律神経の機能障害によって、心と体に原因不明な様々な不調があらわれるものです。
自律神経ってどんな神経?
まず、人の神経には、どのようなものがあるのでしょうか。
人の神経には、中枢神経と末梢神経があり、中枢神経はコンピューター本体、末梢神経は情報を伝えるケーブルの役割があります。
中枢神経は、脳と脊髄から成っていて、全身の情報を判断して全身に指令を送る神経です。
末梢神経は、体の末端と脳を結んでおり、さらに体性神経と自律神経に大きく分けられます。
体性神経は、体の各部位を自分の意思で動かすための神経で、目や耳や皮膚などからの情報が感覚の神経を通って脳へ伝えられます。その後、脳から指令が出て、運動神経を通って手や足など体の必要な部位へ伝達されます。
一方の自律神経は、自分の意思とは無関係に働く神経で、体温調節、内臓の働き、代謝など生命活動を維持するために必要な体の機能をコントロールしている神経で、交感神経と副交感神経が1つの器官に対して相反して働きます。この働きによってバランスをとり、調節しています。自律神経失調症は、このバランスが崩れてしまっている状態です。

- 病院では特に異常がないといわれた
- 何軒か病院へ行ったが病院によって病名が違う
- 対症療法の薬を出され症状の緩和はあっても繰り返してしまう
- 治療はしているけど、今一つ改善がみられない
自律神経失調症は、とても曖昧で判断がしづらい病気です。さらには、人によって現れる症状も違い、症状自体も多岐にわたります。
自律神経失調症の症状
- めまい
- 微熱、ほてり
- 倦怠感
- 食欲不振
など
- 頭痛
- 耳鳴り
- 息切れ
- 腹部不快感
- 下痢、便秘
など
- イライラ
- 無気力
- 不安
- 気分の落ち込み
など
症状は人により様々です。
鍼灸治療でできること
鍼灸治療は、自律神経を整え、血流改善の効果が高い治療です。病名はなく原因がわからないけれど不調はあるなどの病気の一歩手前の未病の治療が得意分野です。
また、人の体には、ストレスなどに対する許容量があり、性格や体質が違うように許容量も一人ひとり違います。自律神経の許容量も人それぞれです。自律神経の乱れは、この許容量を超えてしまっている状態です。許容量を超え、あふれ出た症状は鍼灸で整えていきましょう。
自律神経のセルフケア
そこで、自律神経の乱れを整える効果のあるツボをご紹介します。
『内関(ないかん)』というツボです。

手のひら側、手首のシワの真ん中より、上2寸(指3本分上)にあります。息をゆっくり吐きながら、ゆっくり5回ほど押してみてください。
