みなさんこんばんは
愛知県豊田市にある
剛鍼灸院 豊田です
新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行し、4ヶ月が経過しようとしていますが、コロナに感染された方がより身近になり、コロナ感染後の体の不調が治らないと相談をいただくことが増えています。
コロナ後遺症とは、新型コロナウイルス感染後にあらわれ、継続する体の様々な不調症状をいいます。コロナウイルスに感染した時の重症度に関わることなく、後遺症に悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
現在も研究が進められていますが、どうして起こるのか最適な治療方法などは今ただ解明されていません。
WHOの定義では、
新型コロナウイルスに罹患した人にみられ少なくとも2ヶ月以上持続し他の疾患による症状として説明のつかないもの
とされています。
①倦怠感、疲労感
体や精神的に「だるい」「疲れやすい」というものから、「座っていること」「ものを持つこと」もつらい、というほどの強い症状の場合もあります。疲労感が強くて起き上がることができないとご相談いただくこともあります。
②味覚障害、嗅覚障害
食べ物の味・においがわからないといった症状が療養後に続きます。味覚か嗅覚どちらかだけのこともあれば、両方わからない場合もあります。味やにおいがわからないことで食欲が低下してしまい、体の回復を遅らせてしまうこともあります。
③ブレインフォグ
記憶障害・集中力不足・精神的疲労など「脳に靄がかかったような」認知機能障害のひとつです。「頭がぼーっとする」などの症状が特徴で、言葉がすぐに出てこなかったり、物事の判断がつきづらくなり仕事に支障が出てしまうと相談いただくこともあります。
その他にも、
咳・息切れが続いたり、「微熱」が長期間続き体力が消耗され体が疲れやすくなってしまったり、頭痛、筋肉痛、関節痛、胃腸の不調、抑うつ、脱毛など多くの症状がいわれています。
このコロナ後遺症は、大人だけに起きるわけではなく、子どもであっても大人と同じようにコロナ感染後の不調が起こる場合があります。ただ、子どもの場合は後遺症だと思ってたら、小児喘息や貧血、起立性調節障害といった別の病気が潜んでいる可能性もあるため注意が必要です。
コロナ後遺症に関しては、
- 上咽頭擦過療法
- 鼻うがい
- 亜鉛補充
- 抗不安薬
- 漢方
といった症状に対処する対処療法が中心となっています。つまり、コロナ後遺症は原因が解明されていなため特効薬がないことが現状です。そして、症状を引き起こしている体の機能不全を回復させないと楽にはなりません。

そこで、体の体質や全身的な状態を診て治療する東洋医学に注目が集まっています。東洋医学である鍼灸では、鍼とお灸を使ってツボを刺激することで、体が本来持っている自然治癒力を高め、体の機能回復を促していきます。
なかなか改善されない症状にお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。