突発性難聴 Q&A

突発性難聴の特徴は
ある日「突然」片方の耳が聞こえなくなる、そして、耳鳴りやめまい、自分の声が反響して聞こえる補充現象というものが現れます。
このような症状には個人差があり、難聴だけの人、めまいを伴う人など様々です。
突発性難聴の原因は
原因不明の病気、難聴とも言われていますが、肩こりやストレス、睡眠不足、おたふくかぜ(ムンプス)、インフルエンザ、風疹、帯状疱疹(たいじょうほうしん)などで耳に関係する器官の血流障害が起こるために発症します。
突発性難聴に遺伝性は無いとされていますが、似たような体質や性格を持つ家族が同じ環境で生活することにより家族で突発性難聴を発症することはあります。
突発性難聴は、薬が耳の中にある血液‐内耳関門という部分ではじかれてしまい、病変部まで届きにくいことと、音を受容する有毛細胞という部分が、一度損傷すると再生することはないと言われております。
そのため、どんな薬を使用してもほとんど意味がありません。
突発性難聴を調べる検査にはどのようなものがありますか
突発性難聴の検査でまずおこなうのが聴力検査です。 この検査で、どの程度まで聞こえるのか確認します。
徒手検査として、音楽の時間にも使う、音程を合わせる音叉(おんさ)と呼ばれる道具を使用し、左右どちらの耳が悪いのか、伝音性難聴なのか、感音性難聴なのかおおまかに判断します。
最近では、検査機械が発達していることから、とりあえずヘッドホンをつけ、機械で聴力検査をします。 また、原因部分を特定するため、CTやMRIで頭の中に腫瘍や、異常がないか確認します。
そして、鼓膜の動きが正常かどうかの確認をするときもあります。
新生児から幼児までの年齢ですと、検査の結果を正確に訴えられないため、お子さんを眠らせた状態で、客観的に脳波の変動を調べるABR、ASSRなどの検査をします。
突発性難聴は治りますか
西洋医学では、発症してから4ヶ月で聴力固定、全快は約1/3と言われています。
しかし、東洋医学(鍼灸治療)では前述の聴力固定後の時期以降に来院される患者さんが大半ですが、聴力の回復、または聞こえやすさは変化する可能性は充分にあります。
前述のように、関連する肩などの血流を改善するだけでも耳の機能が正常に働き、聞こえや平衡感覚が改善するのです。
突発性難聴を治すのは難しいですか
それは、耳の中にある血液‐内耳関門という部分ではじかれてしまい、薬が病変部まで届きにくいことと、音を受容する有毛細胞という部分が、一度損傷すると再生することはないと言われているからです。 そのため、どんな薬を使用してもほとんど意味がありません。
しかし、鍼灸治療は、これに関係なく改善させることが可能となってきます。
難聴の度合いが重度であったり、発症から期間が経過しすぎると完全な回復は無理ですが、早期に鍼灸治療を始めれば見込みはあります。
その理由は、鍼灸治療をすることにより、有毛細胞など聞こえに関係する重要な器官に栄養を送っている「血管条」の働きを活性化させると考えられているからです。
めまいがひどいときは治療したほうがいいですか
突発性難聴の症状として、めまいが現れることはよくあります。
めまいがする…そんな時は、動かないようにしてすぐご連絡ください。あわてて動いてしまうとかえってめまいがひどくなることがあります。ご連絡いただければ、ご自宅まで治療にお伺いします。
当院では、日曜日や夜中など、通常診療の時間外の場合の症状出現も想定して、24時間体制で対応しております。診察券表面に記載してある緊急連絡先までご連絡ください。
めまいが強いのも突発性難聴ですか
突発性難聴とは「ある日、突然」片方の耳が聞こえなくなる原因不明の耳の病気ですが、難聴のほかに、発症前に耳鳴りやめまいが症状として現れることもあります。
めまいが強く、なかなかめまいが治まらない突発性難聴は、最終的にメニエール病として診断されることもあります。
突発性難聴と中耳炎は違いますか
耳の構造は、耳かきなどで耳掃除ができる鼓膜までの外耳、鼓膜から内側の中耳、そしてさらに奥の内耳があります。
中耳炎の場合、この中耳が侵されます。 突発性難聴はその奥にある内耳の病気です。
この内耳には平衡感覚を司っている三半規管と音を感知する蝸牛(かぎゅう)があるため、めまいや難聴の症状があらわれます。
病院ではどんな治療をしますか
病院でおこなう突発性難聴の治療は、入院または通院してステロイド(ホルモン剤)点滴または注射を2週間ほど続けます。
同時に、メチコバールなどのビタミン剤の摂取や、血流改善薬など、そして鼓膜の奥に直接ステロイドを注射したり、高気圧酸素療法をおこないます。
鍼灸院ではどんな治療をしますか
鍼灸院でおこなう突発性難聴の治療は、耳自体の血流改善を目的とした耳の周囲にある難聴に効果的なツボに鍼(はり)をします。
同時に、難聴になった原因を探り、その原因(生活環境など)で影響が出ている体の部分を改善する鍼をします。
例えば、夜勤が多い人は寝不足が原因で貧血気味になり、頭部や耳の周囲にうまく血流が回らないため難聴を引き起こすことがあります。
この場合は頭、全身に血液が行き渡るように血液を補う治療、ツボの選択をします。
突発性難聴は1回の治療で良くなりますか
突発性難聴は、症状や程度によって人それぞれです。
発症してからの経過、症状によっては1回の治療でかなり回復する人もいらっしゃいます。
しかし、大半の人は少し時間がかかります。
治療により一時的に回復したとしても、帰宅して難聴を引き起こした元の生活環境に戻ることにより、回復した部分も少しずつ治療前の状態に戻ってしまうからです。
根本的な治療としては、その日の疲れやストレスを解消し、生活習慣を見直しながら病気の治療をしていかなければなりません。
生活習慣への依存度が高い原因の場合は治療院での治療だけでは一度に改善しきれない部分もあるため、治療に時間がかかってしまうのです。
プールに入ってもいいですか
海やプールでの水泳は特に問題ありません。 ただし、注意事項が二点あります。
一点目は、水泳の後に耳の中に水を残さないこと。そして、二点目は水泳後の耳掃除の際に耳の中を強く擦りすぎないことです。
注意事項さえ守れば、難聴治療中だからといって水泳を控える理由はありません。
プールより、空気の圧が変わる新幹線や飛行機、トンネルの多い高速道路は、体調によっては避けたほうが良いかもしれません。
病院で治療しながら鍼治療してもいいですか
突発性難聴は、病院での治療と平行して鍼治療を行っても、全く問題ありません。
病院の前に直接鍼灸院へ来院される患者さんも少なくありませんが、その方の場合は数ヶ月単位で聴力検査を行い、現在の状態を患者さんに見える形で確認してもらっています。
子供でも突発性難聴になりますか
最近では子供の突発性難聴も増加傾向にあります。今では働き盛りからの病気ではないので注意が必要です。
また、聴力検査やABRの検査を行い、原因がわからない難聴を総称して突発性難聴と診断されるケースもあります。発病前の状況を聞いていると、おたふく風邪を患っていた、インフルエンザにかかっていた、水ぼうそうをしていたなど、特定できなくても、何かしらの原因がある場合があります。
子供の突発性難聴でも鍼で良くなりますか
もちろん効果はあります。問題なのは、小さいお子さんほど、自分も親も突発性難聴になったことに気が付かないことがあり、期間がたってから健康診断などでようやく発見することです。
この場合、発症からかなり時間が経過しているため、治療効果が期待できなくなる場合もあります。どんな病気にも言えることですが、早期発見、早期治療が望ましいといえます。

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