患者様と二人三脚で治す顔面神経麻痺

 当院は、平成元年開業当初より、突発性難聴や耳鳴り、めまいに悩む多くの患者さんに接し、治療をしてきました。その中で、難聴と同じくらい悩んでしまう顔面神経麻痺、あるいは、難聴と同時に顔面神経麻痺を発症してしまった患者さんから治療のご相談を受けることが年々増えてきました。

 顔面神経麻痺とは、顔の表情をつくる筋肉が動かなくなってしまう病気で、今まで、そのほとんどが原因不明とされてきました。しかし2011年、顔面神経麻痺 診療の手引というガイドラインが作成されるようになり、原因やそのメカニズムが解明されてきています。

 当院では、顔面神経麻痺に対する正しい知識を習得し、最新の情報を取得するため、毎年開催している日本耳鼻咽喉科学会、顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会、日本顔面神経学会(旧:日本顔面神経研究会)にも参加し、そこで得たものを治療の現場にフィードバックしております。

 鍼灸は、一般の方からみればまだまだ認識の少ない分野です。ましてや、肩こりや腰痛など整形外科的な症状に対して鍼灸治療は有効であっても、顔面神経麻痺に効果があるかもしれないと思う人はいないに等しいです。それは、まだまだ、私たち鍼灸師が鍼灸という治療方法を一般の方に知っていただく努力が足りないからだと思います。

その影響もあり、現在、顔面神経麻痺の治療で鍼灸院へ来院される患者さんの多くは、第一選択として鍼灸治療をしておらず、発症から3ヶ月以上経過した方ばかりです。病院での治療と同時進行で構わないので、1日でも早く鍼灸治療ができていたらもっと回復できたかもしれないのにと感じてしまいます。

そして、治療の現場で感じることは、人間の回復力は驚くような可能性を秘めており、この能力を最大限発揮するために鍼灸治療があるということです。顔面神経麻痺の治療に関しても、西洋医学の正確な評価法で悪い状況(発症1ヶ月で柳原法6点、ENoG 8%など)の場合、発症3ヶ月から鍼灸治療を開始しても、本人が日常生活に支障が出ない程度まで回復する事例が少なくありません。
このようなことから、患者さんのために最善をつくす鍼灸院づくりの一環として顔面神経麻痺のページを作成し、ひとりでも多く、笑顔を作れるようになってほしいと願っています。

当院の顔面神経麻痺治療の特徴!

01 ステロイド、減荷術などの負担、副作用がない治療
 第一選択肢となっているステロイド治療や、手術となる減荷術では、身体に大きな負担がかかるため、副作用や後遺症が起こる場合があります。その反面、当院での鍼灸治療は、患者さん一人一人の状態、体質に合った無理のない治療で安心して治療を受けていただけます。鍼灸治療は、妊娠中、授乳中、癌、糖尿病などステロイドを使えない状況でも治療可能となります。
02 患者さんが納得するまで丁寧にご説明!
 当院では、的確な問診と患者さんの身体の声にも耳を傾け、現在の病状とこれからの治療方針、経過などを丁寧に対応、ご説明させていただきます。気になっていることすべてを吐き出し安心して治療に専念していただきます。
03 安全・安心・信用を徹底した高水準の治療!
 当院の理念として、安全・安心・信用があって初めて治療が成り立つと考えています。
1本1本滅菌処理されている使い捨ての鍼を使用することで安全を確保。その中でも髪の毛より細い鍼を使用することで恐怖感を軽減し、鍼は痛くないことを知ってもらいます。当たり前のことですが、当たり前のことを徹底することで患者さんに安心してもらい信用につながると考えています。
04 最小限の負担で最大限の治療を実現!
 上記3つの理由が合わさることで初めて実現する治療効果があります。一番大事なことは患者さん第一主義!患者さんが本気で病気と向き合う環境を整えることで回復する可能性が高まります。
また、鍼灸治療は副作用がないといっても全身の血流が改善するため、走った後の疲労のような状態が出てしまいます。そのため、ツボ、治療法を見極めて体にかかる負担を最小限におさえることで、治療効果は倍増します。
05 国家資格保有で、各専門分野の鍼灸師が担当します!
 当院スタッフは全員、厚生労働大臣の行う鍼灸師国家試験に合格した鍼灸師。治療に使う道具は鍼とお灸のみ!当院勤務後一定年数以上の実務研修を経た後に各専門分野の治療に専念するスペシャリストです。
06 スタッフの明るさだけでも元気になります!
 笑う門には福来る!病は気から!というように、病に苦しんでいる患者さんは気持ちが負けてしまいがち、私たちが元気でいないと患者さんも元気になりません。スタッフ一同、明るく元気な笑顔で対応します。帰る際には元気になる人も少なくありませんよ。

こんな症状は赤信号!一日でも早い治療が必要です!

  • 顔の表情が作れなくなった
  • 顔の麻痺に加え、耳が聞こえなくなった
  • 顔がピクピクけいれんする
  • 食事中に目が勝手に閉じる
  • 目が閉じない
  • 物が二重に見える
  • 涙が止まらない
  • 病院で治療しても変化がない
  • 妊娠中・授乳中・癌・糖尿病などで薬が使えない

メニエール病問い合わせ

顔面神経麻痺とは

 顔の筋肉を動かす神経である顔面神経(がんめんしんけい)が急に機能しなくなり、あるいは徐々に機能しなくなり、目が閉じれなくなったり、口元が垂れ下がったり、お茶を飲んでも口元からこぼれたり、自分の顔が歪んでいるように見える病気です。

顔面神経麻痺を引き起こす原因となる病気のうち、約70%は、Bell麻痺(ベル麻痺)とHunt症候群(ハント症候群)と呼ばれる病気です。その他、真珠腫性中耳炎やその手術による顔面神経麻痺の障害(損傷)、糖尿病や膠原病の症状としてあらわれることもあります。

ベル麻痺は、30代、50代に多く、ハント症候群は20代、50代に多い傾向にあります。小児においては男児より女児に多い傾向にあります。また、妊娠中、特に妊娠後期においてベル麻痺が生じやすいといわれています。
そして、出産後、1年は出産による体力の消耗、抵抗力の低下から顔面神経麻痺や突発性難聴などの病気、症状が現れやすいので注意が必要となります。

季節的な統計では、ベル麻痺は1年中ほぼ同じ頻度で発症しますが、ハント症候群は5月と8月が少なく、3月、4月、6月、7月に増加するとの報告もあります。


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麻痺の原因

 ベル麻痺、ハント症候群は、近年、初感染時に膝神経節に潜伏感染したHSV-1:単純ヘルペスウイルス1型(VZV:水痘帯状疱疹ウイルス)が再活性することにより発症すると考えられています。

 顔面神経は、再活性したウイルスにより、神経炎を生じて腫脹し、細い骨性の管である顔面神経管の中で絞扼されます。この状態は、顔面神経の虚血を進め、浮腫を増悪させ、神経の腫脹がさらに進行してしまいます。この悪循環によって顔面神経の障害が進行して麻痺が生じ、さらに神経変性へと進行するものと考えられています。

要は、顔を動かす神経が炎症を起こして腫れ上がり、神経に血が通わなくなることでむくんでくるとさらに神経を圧迫する。この悪循環によって神経が機能しなくなり、麻痺が起こるということです。


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検査と評価

 顔面神経麻痺を診断するうえで重要なことは

  1. 原因疾患、病態の診断
  2. 障害程度の診断(重症度診断と予後の診断)
  3. 障害部位の診断

 の3つになります。

 原因疾患および病態の診断では、先天性なのか、後天的なものなのか、感染性なのか、外傷的なものなのかを判断しなければなりません。 また、臨床上多いのがベル麻痺とハント症候群、真珠腫性中耳炎とその手術損傷によるものです。
また、顔面神経麻痺という主症状だけではなく、付随してくる症状がある場合もあるので注意が必要となります。

 障害程度の診断では、40点法(柳原法)を中心に、House-Brackmann法、Sunnybrook法など、顔面運動の評価法によっておこなわれますが、麻痺の重症度と予後は必ずしも一致しないことがあり、完全麻痺の状態のなかにも予後良好な患者さんもいますので予後診断が必要となります。

 神経損傷程度の分類で重要なことは、軸索断裂、神経断裂の度合いを把握することです。

当院での検査、評価方法

 現在、世界的に用いられている評価法として、顔面各部位の動きを評価し、その合計で麻痺程度を評価する部位別評価法の40点法と、顔面全体を概括的にとらえて評価する方法のHouse-Brackmann法があります。
もともと、40点法はベル麻痺とハント症候群の麻痺を評価するために作成された評価法で、House-Brackmann法は、聴神経腫瘍手術後の麻痺を評価するために考案された評価法です。

 当院では、主にこの2種類を活用して評価し、現状把握と、これからの治療方針に反映します。

誘発筋電図(ENoG)

 顔面神経麻痺において、神経変性の程度を把握する検査では、検査法の簡便性、検査時間の長さ、予後早期診断法としての正確性から表面電極による記録を用いた誘発筋電図(ENoG)が最も正確な検査法として用いられています。
しかし、神経変性は障害部位から末梢に進むために、発症早期には神経変性を正確に診断することはできません。
ベル麻痺とハント症候群の場合、障害部位は膝神経節であるが、電気刺激が可能な茎乳突孔より末梢において神経変性が完成するには7日〜10日を要するので、この期間には正確な予後診断はできず、それ以降の時期に検査が必要となります。

※当院では、医療機関でのこの数値も治療方針の基準として重要視しています。

以上の検査法を利用して、顔面神経麻痺の病態を把握する基準は以下の通りです。

(神経変性には軸索断裂と神経断裂の2種類があります。そして、神経断裂は神経線維内膜まで断裂しているために、再生時に従来の表情筋の経路と異なった無秩序の迷入再生が起こり、後遺症の1つである病的共同運動が生じます。 ENoGの結果と、後遺症の原因となる神経断裂繊維数はほぼ一致しています。)

ENoG値 ≧ 40%
{または40点法(柳原法)で発症2週間で20/40 点以上}
は軽症、発症1週間は著名な回復は起こらないが、4〜6週間で治癒し後遺症は残らない

40% > ENoG値 > 10%
{または40点法(柳原法)で発症8週間で18〜10/40 点}
は中等度、軸索断裂再生繊維1日1mmのスピードで再生し、表情筋に達する3ヶ月ほどで麻痺はある程度回復する。しかし、神経断裂繊維が表情筋に到達しはじめる4ヶ月以降に少し後遺症が出現する。

ENoG値 < 10%
{または40点法(柳原法)で発症8週間で8/40 点以下}
は重症例、再生繊維が表情筋に到達する3〜4ヶ月以降に回復が始まると同時に病的共同運動や顔面拘縮など、機能異常あるいは後遺症も出現してしまう。

柳原40点法

 40点法(柳原法)とは、顔面神経麻痺の症状が現れるベル麻痺とハント症候群の麻痺を評価する目的で作成された評価法で、顔面各部位の動きを評価し、その合計で麻痺程度を評価する方法です。

評価は、安静時の左右対称性と、9項目の表情運動を4点(ほぼ正常)、2点(部分麻痺)、0点(高度麻痺)の3段階で評価し、40点満点で10点以上を不全麻痺、8点以下を完全麻痺と定義しています。 あるいは、20点以上を軽症、18〜10点を中等度、8点以下を重症としています。

表情運動とは、額のしわ寄せ、軽い閉眼、強い閉眼、片目つぶり、鼻翼を動かす、頬を膨らます、イーと歯を見せる、口笛、口をへの字にまげるといった動作のことです。

ほぼ
正常
部分
麻痺
完全
麻痺
安静時非対称      
額のしわ寄せ      
軽く目を閉じる      
強く目を閉じる      
片目つぶり      
鼻翼を動かす      
頬をふくらます      
イーと歯を見せる      
口笛を吹く      
口をへの時にまげる      

合計:          点 

4点:左右差がない、またはほとんどない(ほぼ正常)
2点:明らかに左右差があるが、患側の筋収縮がみられる(部分麻痺)
0点:筋収縮が全くみられない(高度麻痺)

※ただし、以下の項目が該当すればそれぞれ減点対象

共同運動 (0 , 1 , 2 , 3)
拘  縮 (0 , 1 , 2 , 3)
顔面痙攣 (0 , 1 , 2 , 3)
ワニの涙 (0 , 1 , 2 , 3)


 ※1995年に開発された柳原40点法は、麻痺スコア8点以下を完全麻痺、10点以下を不全麻痺と定義され、不全麻痺は予後良好、完全麻痺は予後不良とされてきました。しかし、この評価法を運用し20年経過し、最悪時スコア10点の症例の予後が思いのほか良くないことから、10点以下を完全麻痺とする案が2016年の顔面神経学会で提唱されています。


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ベル麻痺

ベル麻痺とは

 ベル麻痺とは、顔の神経を動かす神経である顔面神経が急に機能しなくなり、まぶたが閉じられなくなったり、口元が垂れ下がったりする原因不明の顔面神経麻痺です。

顔面神経麻痺の中で、ベル麻痺の占める割合は、約55%と最も多くみられる病気です。

ベル麻痺の原因

 ベル麻痺は、原因不明の顔面神経麻痺をさしていますが、以前より、血管説、アレルギー説、ウイルス説など推測されていながらも明らかになっていませんでした。
しかし、近年、最も有力な原因として考えられているのがウイルス説です。
日本顔面神経研究会(現:日本顔面神経学会)が提唱する顔面神経麻痺の手引き(2011)では、ベル麻痺の原因のほとんどがHSV-1(1型単純ヘルペスウイルス)としてあげられています。また、そのうち一部、水疱があらわれれないZSH(無疱疹性帯状疱疹)が10〜20%含まれています。

ベル麻痺の症状

 ベル麻痺の症状には、片側の、目を閉じられない、額にシワを寄せられない、頬を膨らませられない、口笛が吹けない、イーと歯を見せられない、お茶を飲もうとすると口元からこぼれてしまうなどがあります。

その他、舌や口の中で味覚が変わってしまう、涙や唾液の異常分泌という症状も現れることがあります。


顔面神経麻痺の治療

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ハント症候群

ハント症候群とは

 ハント症候群とは、耳性帯状疱疹ともいわれ、片側の耳介、外耳道およびその周囲、もしくは軟口蓋(口の中)に痛みを伴う水疱(帯状疱疹)と共に、顔面神経麻痺難聴や耳鳴り、めまいが現れる病気です。
顔面神経麻痺の中では、約14%の割合を占めています。
ハント症候群は、難聴も顔面神経麻痺も症状が非常に強く出てしまうため、完全には治りにくい病気で、発症から一日でも早く治療にとりかからなければなりません。

ハント症候群の原因

 ハント症候群の原因は、水疱瘡(水ぼうそう)です。多くは子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスであるVZV(水痘帯状疱疹ウイルス)が神経節(神経細胞が集合している場所)にひっそりと住み着き続け、ストレスが溜まったとき、抵抗力が低下したときに再活性するからです。

ハント症候群の症状

 ハント症候群の症状は、まず耳やその周りに鈍痛と共に水疱が現れます。同時に、高度(重症)の難聴やめまいなど内耳神経(第Ⅷ脳神経)に関係する症状が現れます。
また、顔面神経膝神経節に潜伏感染しているVZVが再活性することにより、顔面神経麻痺として症状を現します(第Ⅶ脳神経)。
症状が強い場合、主に顔の知覚を司る三叉神経(第Ⅴ脳神経)領域を侵し、強い耳の痛みや嚥下(物を飲み込む)痛を生じたりします。


顔面神経麻痺の治療

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斜視・複視

斜視・複視とは

斜視・複視

 顔面神経麻痺になると、麻痺側の眼球運動、つまり目玉の動きがおかしくなることがあります。 眼球を動かす一部の筋肉が麻痺したことにより、 例えば物を見る時、正常な場合は右の目玉と左の目玉が同じものを見ようとして一点に焦点を合わせるために同期して動くものです。


斜視・複視

しかし、眼球を動かす一部の筋肉が麻痺を起してしまうと、焦点を合わせようとしても、同期せず、右と左でバラバラな動きを起こしてしまい、物が二重に見えてしまいます。寄り目をしたことがある人はご存知かと思いますが、寄り目をすると目に入るものは二重に見えてしまうものです。

 顔面神経麻痺の症状では、ある一定の距離、範囲でこの症状があらわれることがあります。特に多いのは麻痺した方の外側の下を見た時にだけ二重に見えてしまいます。


斜視・複視

症状がひどいと、まっすぐ向いていても焦点が合わない、他人が麻痺をおこした患者さんを見た時に、麻痺した方の目だけ寄っているように見えます(斜視)。

似たような症状では、麻痺患者さんが目を閉じた時、麻痺側のまぶたが閉じないと同時に目玉が上に移動してしまう、いわゆる白目を向いた状態になってしまいます。

眼球運動の障害の出現率は、顔の表情の麻痺の程度とほぼ比例するので、顔の表情に麻痺が強く認められれば、目の症状も強くあらわれます。

以上のような症状は、鍼灸治療の適応になりやすく、今までの鍼灸治療の経験では、顔の表情にあらわれた麻痺よりも回復しやすい傾向にあります。


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低周波治療

顔面神経麻痺後遺症

 最近では、家電量販店でも家庭用の低周波治療器具が販売されています。一般的には、整形外科や整骨院、鍼灸院において、様々な疼痛などの治療として低周波治療をおこなうことがあります。
低周波による神経筋刺激は、肩こりや腰痛、足の捻挫、腱鞘炎、五十肩など四肢体幹(手足と胴体)の筋肉に対して、筋収縮を起こすことで骨格筋の神経再生を促進させる治療法として有効とされています。
低周波以外に、骨格筋の神経再生を促進させる治療法として、強力な随意運動(自分で意識して筋肉を動かすこと)があります。
しかし、ENoG値 < 40% {または40点法(柳原法)で発症4週間で10/40 点以下} の顔面神経麻痺に対して低周波や強力な随意運動をおこなうことは、粗大で強力な筋収縮を誘発するために神経断裂繊維の迷入再生も促進してしまい、病的共同運動の原因になってしまいます。さらに、顔面神経核の興奮性亢進をいっそう促進して筋短縮による顔面拘縮を助長してしまいます。

もともと、人間は、まぶただけみても生理現象の一つとして、1分に10回以上、1日にすると10000回以上まばたきをしています。
そのため、何もしなくても1日中まぶたを酷使しているため、一生懸命顔を動かす練習をすることは麻痺を悪化させることにつながります。
また、顔面神経麻痺の予後診断法として最も正確な検査法であるENoGであっても、障害された神経を生検しているわけではないことから、当院では、ENoG値 < 40% {または40点法で発症4週間で10/40 点以下}より評価が高くても、表情筋に対して低周波治療はおこなわないようにしています。それは、顔面神経麻痺以外の病気、症状に対しても、低周波治療より、鍼灸治療の方が効果的だからです。


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後遺症

 顔面神経麻痺の後遺症には、①病的共同運動②顔面の拘縮③ケイレン④ワニの涙⑤アブミ骨筋性耳鳴り などがあり、麻痺発症6ヶ月頃からあらわれることが多いです。

病的共同運動

病的共同運動

 病的共同運動とは、後遺症の中で最も多くみられる症状で、会話や食事中に口の動きと同時にまぶたがぱちぱちと動いてしまう、またはその逆に、目を閉じようとしたときに口元が一緒に動いてしまう現象です。これは、神経再生時に、隣接する神経線維が誤ってつながれてしまうこと(迷入再生)により過誤支配が起こるからです。

顔面の拘縮

 拘縮とは、顔のこわばりのことです。後遺症として麻痺が残っているだけでなく、筋肉が固くなって余計に動かしにくくなります。
拘縮は、病的共同運動同様、迷入再生による過誤支配により、拮抗筋同士の収縮が考えられます。

けいれん

けいれん

 ケイレンは、自分の意志と関係なく、眉毛や、口元のあたりなどが勝手にピクピクと動いてしまうことです。ケイレンは、再生線維の髄鞘形成が不十分であるために絶縁を失った神経線維間でショートしてしまうエファプス(非シナプス結合)が起こり、刺激が隣接する複数の軸索に伝達されるからです。
この症状は、顔面神経麻痺が発症する前に、発病の予兆として出ることもあるので、そのような時は、体を休める、ケアする必要があります。ただ、後遺症としてのケイレンと違うところは、神経線維間のエファプスが原因ではなく、虚血状態によるものなので、予後は良好です。

ワニの涙

 ワニの涙は、顔面神経麻痺により、食事中、涙が出てしまう現象で、表情筋運動線維と、涙を出すための分泌副交感神経線維が神経伝達の方向を誤ってしまうために起こります(迷入再生による過誤支配)。

アブミ骨筋性耳鳴り

 アブミ骨筋性耳鳴りは顔面の表情筋の動きに伴い、不快な耳鳴りが生じる現象です。
これは、表情筋支配の運動線維と、アブミ骨筋神経線維の過誤支配によるものです。

ワニの涙とアブミ骨性耳鳴りは、病的共同運動や拘縮より早く現れることが多い傾向にあります。
医療機関では、手術して不快な症状を取り除くこともあります。


後遺症の治療

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妊娠と感染症

妊娠中の水疱瘡(水ぼうそう)

 妊娠中に水ぼうそうにかかるのは良くないと聞いたことはありませんか?
水ぼうそうは、水痘ウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス:VZV)による、非常に感染力の強い病気です。同じ部屋にいるだけで軽度の接触とみなされる空気、飛沫感染するウイルスです。
この病気は発熱とほぼ同時に赤い米粒大の発疹が出て、やがて一粒一粒、水疱に変わり、かゆみが出てくるのが特徴です。ほとんどの人は9歳くらいまでの間にかかり、抗体(免疫)ができるため、それ以降はかからないとされています。

 水ぼうそうが治るまでの変化は、2週間の潜伏期間のあと、発疹が1つ2つ現れ、半日〜1日で全身に発疹がひろがります。発疹は、かゆみをともなう水疱に変わり、1〜2日で膿疱に変化、それから3〜4日で乾いた黒いかさぶたへと変化します。
うつり易い時期は、発疹が出る2日前から全部かさぶたに変わるまでの間です。
水疱のなかにも水痘ウイルスは充満しているため、水疱をつぶさない、他人が触らないよう注意が必要です。

 ではなぜ妊娠中に水ぼうそうにかかってはいけないのか、それは、お母さんにもお腹の赤ちゃんにも重大な影響が出る可能性があるからです。
妊娠中にお母さんが水ぼうそうにかかると、不妊時(妊娠していない時)と比べ、重症化しやすく、妊娠末期では肺炎の合併症があがり、2〜35%の死亡率があるといわれています。また、水ぼうそうに感染することで流早産につながる可能性が出てきます。

胎児と水ぼうそう

 妊娠中にお母さんが水ぼうそうにかかると、胎児へ垂直感染(経胎盤感染)します。
妊娠中のお母さんが12週(4ヶ月)までの妊娠初期に水ぼうそうにかかると、赤ちゃんの脳や皮ふ、四肢(手足)に障害が出る先天性水痘症候群となる可能性が3〜4%出るといわれています。
分娩5日前〜出生2日目までにお母さんに水ぼうそうの発疹が出る周産期水痘では、水痘感染した母体内に抗体(免疫)が出来ておらず、赤ちゃんはウイルスのみを保有してしまうため、約2割の確率で亡くなってしまうという危険性があります。

※妊娠初期:1〜4ヶ月(0〜15週)、妊娠中期:5〜7ヶ月(16〜27週)、妊娠後期:8ヶ月〜10ヶ月(28〜40週)
※周産期:妊娠22週〜出生後7日未満
※先天性水痘症候群の症状:低体重出生、四肢形成不全、皮ふ瘢痕、部分的筋肉萎縮、脳炎、水頭症、白内障など

妊娠中の水ぼうそうの取り扱いについて

  • 水痘感染した経験がなく、水痘ワクチン接種の経験もない妊婦さんは、水痘感染者との接触を避ける
  • 妊婦さんは水痘ワクチン接種はおこなわない
  • 水痘感染経験がない、もしくは水痘ワクチン接種の経験がない妊婦さんが、過去2週間以内に水痘感染者と濃厚接触(顔を5分以上合わせる、同室に60分以上一緒にいるなど)した場合は、予防的にガンマグロブリンの注射をおこなう(保険適応外)
  • 水痘感染を認めた妊婦さんは、母体重症化を予防する目的にアシクロビル(抗ウイルス薬)を使用する。
  • 母親が分娩5日前〜出産2日目の期間に水疱瘡(水ぼうそう)が発症した場合、母親にはアシクロビル(抗ウイルス薬)を使用、新生児へガンマグロブリンの注射、その他の家族(子供)にはアシクロビル(抗ウイルス薬)を使用する。

・・・産婦人科診療ガイドライン参照


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鍼灸治療

1.問診

頭痛の問診

 当院では、まず患者さんから顔面神経麻痺になった前後の体の状態、経過等をうかがって、症状の原因を突き止めます。
その後、治療内容と今後の方針を極力わかりやすく説明させていただき、患者さんにご納得いただいてから治療に入ります。
男性では、社会的立場、環境、生活習慣を考慮し、女性では、どの年代においても女性ホルモンの関係、女性ならではの症状として影響してきます。そのため、どんな症状でも、女性ホルモンとの因果関係があるのか確認する「問診」をとても大切に考えています。

2.検査

頭痛の検査

 問診後は、実際の顔の表情の作り方を検査、確認し、その他全身的に状態を把握します。また、脈を診ることで、自律神経の変化や生理周期の変化も読み取ることができるため確認します。

3.鍼灸治療

頭痛の治療

 問診と検査等の後は、ベッドに横になってリラックスしていただいた状態で治療を開始します。
(上の写真は、わかりやすくするため座っています。)

 体の状態が冷えているのか、硬く緊張しているのか、逆に軟弱になっているのか、一部の組織が炎症反応を起こしているのか、患者さんの主な訴えと関連する部分はあるのかなど把握したうえでその日の体の状態に合わせたツボに鍼灸治療をおこないます。治療は、麻痺のある顔の部分だけでなく、顔に栄養を送っている首周り、肩、背中など悪影響を及ぼしているであろう場所を特定し、適切な治療をおこないます。
鍼は髪の毛と同じくらいの太さ0.1mmほど、お灸は、火が直接肌に触れないものを使用していますので、火傷やお灸の痕が残る心配を極力減らします。
お灸にはリラックス効果だけでなく、血行の促進や抵抗力を高めて体を強くしてくれるといった様々な作用があります。また、鍼治療の後にお灸をすることで、治療効果が持続する作用もあります。


顔面神経麻痺鍼灸

4.電気・光線療法

頭痛の電気治療

 患者さんの症状によっては、鍼や灸に加えて、より血行を促すため、運動不足を解消するために電気治療を併用する場合があります。

 電気治療というと「ビリビリ」という痛いイメージが先行しがちですが、実際には眠ってしまうような心地の良いごく微弱な電流を流す程度です。
この治療は体の表面にある皮膚や筋膜、筋肉を刺激して血行を促すものですので、妊娠中の方などでも問題なく受けていただけます。もちろん、顔面神経麻痺の患者さんに対して、顔に電気をおこなうことはありません。

5.生活指導・アフターケア

頭痛のアフターケア

 顔面神経麻痺を発病した原因には、生活環境が大きく関わってきます。家庭での生活、学校での生活、職場での生活の中に、原因となる要因を探り、極力、避ける、受け流すような体制を整えられるように話し合います。今ある症状を何とかするだけでなく、これから再発しないように予防することが重要です。


顔面神経麻痺の治療

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活動実績

 当院グループでは、メニエール病、突発性難聴、顔面神経麻痺など耳鼻疾患に関わる鍼灸師向けの治療セミナーをおこなっております。また、関係学会に参加し、院内勉強会で情報共有することで、より先進的、高度な治療を患者さんに提供するための取り組みもおこなっております。

関連する参加学会

  • 日本耳鼻咽喉科学会
  • 日本顔面神経学会
  • 全日本鍼灸学会

認定証

顔面神経麻痺リハビリテーション技術講習会
H24-H28

顔面神経学会 顔面神経学会
顔面神経学会 顔面神経学会
顔面神経麻痺 顔面神経麻痺

顔面神経麻痺治療セミナー

東洋医療臨床技術大学校アカデミー

第1期(2009)~第8期(2017) 顔面神経麻痺治療セミナー

顔面神経麻痺セミナー顔面神経麻痺セミナー

NPO全国マッサージ協会

顔面神経麻痺セミナー顔面神経麻痺セミナー

2015/9 和歌山支部
2014/8 兵庫支部
2010/4 長野支部
2009/9 静岡支部
2008/8 大阪支部

執筆・取材掲載

鍼灸ジャーナル

鍼灸ジャーナル鍼灸ジャーナル 鍼灸ジャーナル鍼灸ジャーナル鍼灸ジャーナル鍼灸ジャーナル

医道の日本

医道の日本医道の日本2

東愛知新聞

東愛知新聞鍼灸

週刊朝日

週刊朝日鍼灸 週刊朝日2

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顔面神経麻痺 Q&A

顔面神経麻痺の特徴は
顔面神経麻痺は、顔の表情をつくる筋肉が動かなくなってしまう病気で、そのほとんどが原因不明とされています。しかし、近年ではヘルペスウイルスが大きく関わっていることがわかってきました。
体力や免疫力が低下した時、体の中にあるヘルペスウイルスが再活性して顔面神経に影響をあたえます。
また、まぶたのけいれんの手術(減荷術)後に手術した側の顔が麻痺してきたり、美容整形の失敗、脳腫瘍、真珠腫性中耳炎、怪我などの影響で起こることもあります。
顔面神経麻痺は治りますか
顔面神経麻痺は、麻痺がおこった原因、麻痺の度合いによって予後も大きく異なります。
一番多い麻痺は、ベル麻痺と呼ばれる末梢性の麻痺で50〜60%の割合を占めます。この麻痺は比較的回復しやすい傾向にあります。ただし、この中でも、症状があらわれてから治療にとりかかるまでに何日も時間が経過した場合や、帯状疱疹の原因となるウイルスに感染した場合にはかなり治りが悪くなることもあります。
当院にご来院の際は、症状があらわれてからの経過、現在の状態を検査等で確認して、ご説明いたします。
病院ではどんな治療をしますか
顔面神経麻痺に対しての治療は、第一選択としてステロイドというホルモン剤を使用されやすいです。また、ウイルス感染が原因となるため、抗ウイルス薬が出されます。
顔面の麻痺があらわれた時、患者さんが受診する科によっても治療方針が異なることもありますので、今の麻痺の症状だけでなく、目が痛い、涙が止まらない、味がわからない、耳の後ろが痛い、腫れているなど、ご自分が苦痛に感じることを具体的に訴えて治療していった方がいいでしょう。
私は顔の麻痺だけでなく耳も聞こえなくなりました。そんな人はいますか?
患者さんの中には、顔面神経麻痺と同時に耳が聞こえなくなる難聴を併発する方もいます。
ハント症候群という帯状疱疹のウイルス(水ぼうそう)が原因で発病し、重度の麻痺と難聴があらわれ、かなり治りにくい病気のひとつです。治りにくい病気ですが、患者さんによって予後は様々です。軽度の症状で治る人、根気よく治療していけばある程度治る人もいますので、鍼灸治療適応にもなります。
ほとんどの患者さんの場合、病院で数か月治療してから治らないときに鍼灸院へ来院するケースが多いので、1日でも早く病院の治療と並行して鍼灸治療をおこなう必要はあります。
私は、中耳炎の手術をした後に顔の麻痺が出ました。こんな症状でもよくなりますか?
はい、回復する可能性はあります。風邪をひいた時、歯の治療をした後、耳の周りの病気や治療をした後に、耳の周りのリンパ節が炎症を起こして顔の麻痺があらわれることはあります。鍼灸治療の場合、このリンパ節の炎症等、原因となっている治療をおこないながら麻痺の回復をうながします。
美容整形の手術をした後に顔の麻痺が出てきました。鍼灸治療をしてよくなるのでしょうか?
手術など外傷性の麻痺の場合は、神経をどの程度損傷しているかによって回復の見込みも個人差があります。顔面神経をほとんど傷つけておらず、皮膚や筋肉など顔面神経に関係する周辺の組織だけが原因である場合は回復度合いも高いです。外傷性麻痺もケースバイケースですので、ご来院時に状態を確認して、どの程度回復できるのかご説明し、これからの治療計画を立てます。
顔面神経麻痺は1回の治療で良くなりますか
顔面神経麻痺は、症状や程度によって人それぞれです。
発症してからの経過、症状によっては1回の治療でかなり回復する人もいらっしゃいます。
しかし、大半の人は少し時間がかかります。それは、神経が再生するまで、根本的に3-4ヶ月はかかるためです。重要なことは、後遺症が残らないように、正しく神経を再生できるよう鍼灸治療で誘導してあげることです。
顔の麻痺になった子供は治りますか?女の子なので心配です
顔面神経麻痺で最も多いのはベル麻痺とよばれるものです。この病気なら比較的治りが良好で、鍼治療をすることで、細かな表情も回復しやすくなります。
その他、交通事故などケガによって麻痺があらわれた場合、神経の損傷が激しく、当院での治療実績の統計からもベル麻痺と比べると後遺症が残りやすくなると思います。また、子供によくあらわれる中耳炎がきっかけで麻痺になった場合、中耳炎の炎症を短期間で治さないと、神経を長時間圧迫した結果、治りが悪くなります。症状の程度にかかわらず、1日でも早い鍼灸治療が望ましいです。ただ、鍼灸治療するのではなく、必要な部分は病院でしっかりと治療することも大事です。
病院へ行く前に当院へ来院された場合は、治療前の症状をみて病院へすすめることもあります。
病院で治療しながら鍼治療してもいいですか
顔面神経麻痺は、病院での治療と平行して鍼治療をおこなっても、全く問題ありません。
病気になった日から1日でも早く鍼灸治療を開始した方がいいです。
妊娠中に顔の麻痺が出て薬を使えません。鍼灸は副作用など大丈夫ですか?
妊娠中の顔面神経麻痺でも鍼灸治療は適応します。当院では、耳鼻科領域だけでなく、婦人科領域も専門におこなっているため、妊娠中〜産後まで、母子ともに安全に生活できるよう、体調管理も可能です。もともと妊娠中は、お腹の赤ちゃんに体力を奪われるため、難聴や麻痺などの原因になる病気になりやすいです。鍼灸治療をすることで、強いお母さん、強い子供に体質改善させるお手伝いができます。妊娠中、顔の麻痺だけでなく、逆子になっても、出産予定日になっても陣痛が来ないときでも、薬を使わず鍼灸治療で治すことを毎日の診療でおこなっています。妊娠中、体の不調は、お気軽にご相談ください。
母がうつ病になってから顔が半分動かなくなりました。鍼灸治療でなおりますか?
はい、治療対応しています。うつ病になってから生活習慣も乱れ顔面神経麻痺があらわれることもあります。当院では、うつ病の治療をしながら麻痺の治療もおこなっています。
ただし、うつ病や糖尿病、脳梗塞などの疾患をお持ちの場合、そして、その疾患のために処方された薬、例えば安定剤や抗うつ剤などの影響があるため、一般的なベル麻痺などの顔面神経麻痺だけ発病したものよりは治りが悪い傾向にあります。
事故で頭の骨が折れてから顔が全部動かなくなりました。治療できますか?
はい、当院に来院される患者さんで、交通事故や仕事中の怪我などで頭の骨を折って顔の両方が麻痺している患者さんもいます。損保や労災保険、健康保険などを使いながら顔面の麻痺を治療していきます。
頭の骨折という大きなケガでは、顔の麻痺よりも生命維持が最優先で、顔の麻痺に対する治療開始が遅れるケースが多々あります。出来る限り、回復できるよう治療も患者さんの状態に合わせながらおこないます。ケガをしてから1日でも早く鍼灸治療することがまず回復するために大事なことです。
鍼灸院では今までどんな顔の麻痺患者さんを治療していますか?
当院に来院される顔面神経麻痺の患者さんは、ベル麻痺、中耳炎、麻痺減荷術後遺症、けいれん減荷術後遺症、頭部外傷性、ハント症候群、聴神経腫瘍手術後後遺症、耳下腺腫瘍術後後遺症、親不知術後後遺症、糖尿病、高血圧、インフルエンザ、妊娠中、バセドウ病、うつ、ギランバレー、分娩後遺症、美容整形の失敗など経験があります。また、このほかにも実績、評価していますので、お気軽にご相談ください。
顔面神経麻痺は電気治療をやってはいけないとネットでみました。電気治療はおこないますか?
日本顔面神経学会のガイドラインでは、顔面神経麻痺に対する治療として低周波治療を禁止しています。
それは、顔面神経が支配している顔の表情を作る筋肉が特殊な組織なため、顔に低周波等の電気治療をおこなった場合、神経が迷入再生という間違った神経再生をおこなうことで後遺症があらわれてしまうからです。例えば、食事中に口を動かしているときに一緒に涙が出てしまったり、口を開けた時に目が閉じてしまったりとおかしな症状があらわれます。
顔面神経麻痺があらわれてから7〜10日以降の誘発筋電図ENoG値 < 40%や、発症4週間で40点法が10/40 点以下の場合は、低周波をおこなうことで粗大で強力な筋収縮を誘発し迷入再生をうながしてしまうため禁止しています。

当院の場合、麻痺の検査でどのような評価であったとしても顔におこなわないようにしています。

近視の治療

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