親子で笑顔になる小児鍼

子供のはり 子供の治療

子供は急な発熱、風邪や夜泣き、などいろいろな症状が出てきます。原因のひとつは、心臓の拍動や呼吸を無意識におこなう働きがある自律神経が発達途中だからです。しかし、病気の都度薬を飲んでいては、体の弱い病気がちな子供になってしまいます。そんな時こそ「小児はり」の治療が効果的!

 抗生物質ができてから、現代人は病気を克服できるようになってきました。反面、その恩恵を受けるとともに、自分自身で病気を治す力が弱ってきました。 そんな現在人が自分で病気を治す力、すなわち自然治癒力という働きを活性化させるために効果的なのが鍼灸治療です。そして、抗生物質で病弱な体になる前に、すなわち子供のころから鍼灸治療をすることで、将来、病気と闘う力を手に入れることができます。特に、かぜ、便秘、ぜんそく、アトピーなどには歴然とした差が出てきます。小児はりは生後すぐから適応となります。
子供のために親がしてあげられること、それは小児はりで健康な体を作ってあげることではないでしょうか。

※当院では、急な発熱や喘息発作などの症状にも対応するため、夜間・休日専用の緊急連絡先を設け24時間体制で治療させていただいております。

子供の治療

当院の小児治療はここが違う!

01 ステロイドなど薬の副作用がない治療
 ステロイドや気管支拡張剤、抗生剤では、どれも身体に大きな負担がかかるため、純粋無垢の子供にとっては副作用が起こる場合があります。その反面、当院での鍼灸治療は、お子さん一人ひとりの状態、体質に合った無理のない治療で安心して治療を受けていただけます。鍼灸治療は0歳から受けられる安心した治療となります。
02 患者さんが納得するまで丁寧にご説明!
 当院では、お子さんの症状を、お母さんからの問診とお子さんの身体の声にも耳を傾け、現在の病状とこれからの治療方針、経過などを丁寧に対応、ご説明させていただきます。気になっていることすべてを吐き出し安心して治療に専念していただきます。
03 最小限の負担で最大限の治療を実現!
 小児鍼とは、子供の病気を治療するための鍼治療です。 小児鍼といってもお灸をする場合もあります。 もちろん、子供でも大丈夫な熱くない、嫌がらないお灸です。
大人と違い、子供は感受性が豊かです。そのため、ちょっとしたことで病気になる反面、皮膚をつついたりこすったり軽く刺激をする刺さない鍼を使用するだけで十分な効果が現れます。
小児鍼をしている時は、くすぐったくて笑っているお子さんばかり。治療中やその帰り道で寝てしまう子もいるくらいです。鍼は痛くないことを知ってもらうことで、遊び感覚で無理なく来院いただけると思います。当たり前のことですが、当たり前のことを徹底することで患者さんに安心してもらい信用につながると考えています。
04 国家資格保有で、各専門分野の鍼灸師が担当します!
 当院スタッフは全員、厚生労働大臣の行う鍼灸師国家試験に合格した鍼灸師。治療に使う道具は鍼(はり)とお灸(きゅう)のみ!当院勤務後数年の小児治療実務を経た後に各小児疾患専門の治療に専念するスペシャリストです。
06 スタッフの明るさだけでも元気になります!
 笑う門には福来る!病は気から!というように、病に苦しんでいる患者さんは気持ちが負けてしまいがち、私たちが元気でいないと患者さんも元気になりません。スタッフ一同、明るく元気な笑顔で対応します。帰る際には元気になる人も少なくありませんよ。

こんな症状は赤信号!一日でも早く治療しましょう!

  • 落ち着きがない、よく泣く
  • ぜんそくで薬ばかり使っている
  • アトピーでステロイドばかり使っている
  • 便秘や痔で悩んでいる
  • よく耳を触っていて、呼びかけに反応しにくい
  • 朝、起きれない。立ち上がると気分が悪くなる

突発性難聴問い合わせ

夜泣き

夜泣き

夜泣きとは

 夜泣きとは、寝る前までは機嫌も悪くなかったのに、原因もなく夜中に急に泣きだしどうしても泣きやまないものをいいます。夜泣きは、2~3カ月の赤ちゃんから、1歳半ぐらいの子に多くみられます。あまりに夜泣きが多いと、お父さん・お母さんも寝られずなかなか疲れもとれませんよね。

夜泣きの原因

以下のことで一つでも心あたりがあったら治療が必要です

  • 最近風邪をひいたり、体調を崩すことがあった
  • 昼間にたくさんの人に会った
  • 寝る前にはしゃぎすぎた
  • 寝室の電気はつけたまま寝る

 夜泣きが出やすくなる時期は、赤ちゃんは体とともに心も発達しています。ですから、見るもの、触るものが初めてのことばかりで、毎日が興奮の連続です。その昼間の興奮が冷めぬまま寝てしまうため、夜に突然起きて泣いてしまいます。その他にも、風邪をひいて睡眠リズムが乱れてしまい、そこから毎晩のように夜泣きをするということもよくあります。

夜泣きの治療

夜泣きの治療

 子供さんが小さいうちは、大人のように「夜だから寝る」というリズムが整っていません。そこで、小児はりで睡眠リズムを司っている自律神経の働きを整えることで、夜まとまった睡眠をとれるようになります。 また、夜泣きをしてしまった場合は、抱っこをしながら背中を上から下にゆっくりとさすってあげると、子供は安心し、眠りやすい状態になります。 また、寝る前は興奮させないことや、部屋を暗くするなど、大人が寝やすい環境を作ってあげることもとても大切です。


夜泣きの治療

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ぜんそく

気管支喘息とは

ぜんそく

 ぜんそくとは、空気の通り道になっている気道が炎症を起こすことで狭くなり、咳こんだり、息が苦しくなってしまう発作性の呼吸困難のことです。 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と苦しそうに呼吸をしていませんか? 横になるとさらに苦しそうに呼吸をしていませんか? このような状態であれば、ぜんそくの発作が出ている合図です。 横になって寝てしまうと呼吸はさらに苦しくなるので、座った状態で肩やからだ全体で息をするようになります。 赤ちゃんは自分で息苦しさを訴えませんので、呼吸のサインを大人が見落とさないよう注意してください。

ぜんそくの原因

 小児ぜんそくの原因はアレルギーによるものがほとんどです。ハウスダストやカビ、ダニ、花粉、食べ物、ペットの毛などに反応します。その他、季節や天候の変わり目、冷たい空気、大気汚染、タバコの煙、ストレス、なども発作の引き金になります。かぜをひくと発作を起こしやすくなるので、冬場はかぜ予防を心がけましょう。

ぜんそくの治療

喘息のツボぜんそくのツボ

 病院では、狭くなっている気管支を広げる気管支拡張剤や抗炎症剤(ステロイド)が処方されます。しかし、長く使うと依存性が出てきますので、あまりすすめられません。 ぜんそくの治療は発作を治める治療より、発作が出ないよう予防の治療がとても大切です。 そこで、小児はりはぜんそく予防にとても効果的です。 胸や背中などある、呼吸器に関するツボに小児はりで刺激をします。治療をすることで、発作が起こりにくい体質に変わっていきます。治療中発作が出ていても、次第にぜんそく発作が治まります。また、治療を続けることで発作の頻度がぐんと減りますので、当院には日頃から健康な体作りのために小児はりをしている子供さんが多くいらっしゃいます。 治療以外にも、予防として生活環境を整えることも大切です。ぜんそくの原因になっているものを取り除き、日頃から外の空気を吸わせてください。また、適度に運動をし、少しずつ体を鍛えるようにしましょう。


ぜんそくの治療

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アトピー性皮膚炎

アトピーとは

 アレルギー体質が原因の慢性の湿疹です。 年齢によって症状の出方に違いがあります。

アトピーの治療

4ヶ月前までステロイドを使用していた
3歳児の手

アトピーの治療

4ヶ月前までステロイドを使用していた
3歳児の足


アトピーの治療

2年前までステロイドを使用していた
中学生の手

アトピーの治療

2年前までステロイドを使用していた
中学生の足


1.乳児期

症状が出始めるのは生後2~3ヶ月ぐらいからです。目の周りやおでこ、頬が赤くなりブツブツができたあと、ジクジクした状態になります。同じ様な湿疹が頭部もふくめ体の広い範囲にでき、強いかゆみのため指でひっかいたり布団に湿疹をこすりつけるような動きがみられます。

2.幼児期

皮膚がやわらかい首や肘の内側、膝の裏側などに湿疹ができます。かゆみが強く、かきむしっているうちに皮膚がかたくなります。その他の部分は乾燥し、皮膚の表面は鳥肌が立っているように見えます。

3.小学生

かゆみが強まり、睡眠に支障が出たりイライラが続いたりします。冬の乾燥や夏の汗や汚れが刺激となってかゆみが増します。耳たぶの下が切れたり、耳の後ろがジクジクしたりといった症状もみられます。全体の皮膚がカサカサになって粉をふいたり、皮膚の乾燥が進んだ部分は硬くなった湿疹となります。

4.中学生以降

中学校に入学すると症状はおさまることが多いです。しかし、症状が改善されない場合、皮膚の乾燥がさらに進み、赤く、硬くなります。

アトピーの原因

 乳幼児の場合は食事との関係が深いと考えられていますが、年齢が上がってからはダニやハウスダスト、たばこの煙などの生活環境、遺伝や人間関係、精神的なストレスなど、さまざまな要因が重なり合って発症するといわれています。

アトピーに対する治療

 アトピー性皮膚炎によく用いられる薬に、ステロイドがあります。 アトピー性皮膚炎の患者さんにとって最もつらいのは、とにかく痒いということです。痒くてかきむしってしまった結果、湿疹や傷ができてしまうと、炎症がさらに悪化してしまうという悪循環にもなります。 痒くて夜も眠れないようなときは、ステロイドを使用して、まずは痒いという症状を抑えてあげることが必要です。もうひとつ重要なことは、ステロイドに依存しないということ。 ステロイドを使うことで炎症を抑えることができますが、それは対症療法でしかありません。 ステロイド自体がアトピー性皮膚炎を治しているわけではないのです。 そこで、一番大切なことは、アトピーはアレルギー体質が原因ですから、その体質そのものを変えてあげることです。 体質を変える方法として、小児はりがあります。 小児はりで皮膚を強くするツボや体の余分な熱をとるツボを優しく刺激することで赤みやかゆみ、皮膚の乾燥を抑えます。 アトピーはアレルギー体質が原因なので即効性を求めるのは難しいですが、継続的に治療すると皮膚の再生力が高まり、アレルギー反応が出にくくなってきますので、アトピー症状に悩むことなく楽に過ごせるようになります。 その他、お風呂に入って皮膚を清潔な状態にし、常に保湿させ、潤いのある状態にしておくこと。 つまりスキンケアに注意を払うことも、もちろん大切です。


アトピーの治療

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便秘・痔

子供の便秘

子供の便秘

 子供では、排便が5日以上ない場合、便が硬く排便時に痛みがある場合、おむつや便に血液が付着している場合を便秘といいます。

基本的に、排便回数が少なく、硬くて乾いた便が出る状態のことです。

便秘の原因

 便秘で最も多く考えられる原因は「食事内容」にあります。

朝ごはんをちゃんと食べていますか?
食物繊維の摂取量は不足していませんか?
水分は十分に補給していますか?
恥ずかしいからと排便を我慢していませんか?

排便を我慢するのは、肛門痛や下血を怖がっている時や、排便トレーニングを行っている時、小学校へ行きだしてトイレで排便が出来ない時などが考えられます。

もともと子供は感受性が豊かなため、親戚に会った、クラスが変わったなどちょっとした環境の変化が精神的ストレスとなり、結果として便秘になってしまいます。

また、普段から神経質な子は毎日がその連続になるため、より便秘がちになりやすいのです。 その他、塾や長時間のテレビゲームなど運動不足によって腸の動きが悪化し、便秘になることも考えられます。 そして、小児の腸は大人に比べまっすぐであり、一度便が詰まるとそれ以後も詰まりやすくなるという構造的な問題のため、結果として便秘を引き起こしやすいのです。

便秘の治療

便秘の治療

 小児鍼でお腹や足に刺激を加えることで今まで動きが思わしくなかった腸が活発に動き、排便を促すのです。

 ほとんどの子は1〜2回の治療で一時的に症状が改善されます。
しかし、便秘体質の根本原因を改善しない限り便秘の症状が再発する可能性がありますので、症状が完全に落ち着くまで定期的に治療をするのが理想です。

また、便秘は食物繊維不足や、食習慣の変化、脱水症、ストレス、運動不足などによっておこるため、食物繊維を多く含むものと、好きなものを一緒に摂らせてあげるなど工夫をし、水分補給を適度に行うことも重要です。

 幼児では歩行し始めると腸の動きが活発になり、便秘が改善される子もいます。 さらに、決まった時間(食後5〜10分程度あと)で十分な時間トイレに座らせて排便訓練を行うと良いでしょう。

子供の痔

 痔になるのは、大人だけではありません。子供でも痔になる場合があります。 子供の痔はたいていの場合便秘からの、切れ痔(肛門裂傷)といわれるものです。排便によって肛門の粘膜に傷ができて、排便時に痛んだり出血をします。 その他、いぼ痔になる場合もあります。

痔の原因

 生活習慣・食生活の乱れからなるものが大半です。 切れ痔は、固い便が肛門を通るときに粘膜を傷つけることが原因です。離乳食が始まり、便が固くなる頃や、食生活の乱れによる便秘、TVゲームやパソコンを長時間することで、肛門周囲の血行が悪化し痔になると考えられます。 また、人は二本足で生活しているため上半身をおしりで支えています。 おしり周りへ大きな負荷がかかるため肛門周囲に血液が溜まりやすく、結果、肛門周囲の血圧が上がるため痔になりやすいのです。

痔の治療

 痔の症状がある場合、病院では整腸剤や、患部への軟膏が処方されるでしょう。しかし、それでは対症療法にしかすぎず、排便痛・出血等の痔症状を繰り返してしまいます。 そこで小児はりでは、お腹や背中などのツボを使い、腸の動きを整え、便秘や下痢を改善し、痔の予防や悪化を防ぎます。 痔の症状がある場合、便が固くなっていることが多くあります。便が硬くなることで、排便時に肛門が切れ、また排便時に痛みを伴うため子供は便を我慢します。排便をしないことでさらに便が硬くなり、悪循環につながります。ですから、腸の働きを整え、便を軟らかくしてあげることが大切です。 家庭では、便秘を解消するために食物繊維を含む食べ物を多くとることも必要です。 そして、子供の排便習慣を身につけさせましょう。


痔の治療

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子供の難聴

 子供は身体的に成長段階であり、その構造上の問題から難聴を引き起こしやすい状態にあります。

 子供が難聴を発症する原因はさまざまです。当院で難聴の治療をおこなっているお子さんのほとんどが中耳炎による難聴、はしかやムンプス(おたふくかぜ)の後に発症した難聴、あるいは原因不明の難聴(突発性難聴)のいずれかです。

どの世代でも難聴の危険信号が出ている

 H28年、文部科学省:学校保健統計調査では、難聴に関係する疾患が過去最多の結果。これは、幼稚園から高校生までほとんどの世代であらわれています。また、難聴を引き起こす背景には、体質の問題、耳に影響を与える呼吸器系の弱さにもあらわれています。

「ぜん息」(表7,図10,図11)
① 平成28年度の「ぜん息」の者の割合は,前年度と比較すると,小学校,中学校及び高等学校ではわずかに減少しているが,幼稚園では増加している。 なお,昭和42年度以降,各学校段階において増加傾向にあったが,平成22~25年度にピークを迎えた後はおおむね減少傾向にある。

② 年齢別(図11)にみると,6歳から12歳の各年齢で3%を超えており,6歳が3.88%と最も高くなっている。 また,11 歳以降は年齢が進むにつれて減少している。

「耳疾患」(表7)
平成28年度の「耳疾患」(中耳炎,内耳炎,外耳炎等)の者の割合は,幼稚園2.83%,小学校6.09%,中学校4.47%,高等学校 2.30%となっており,前年度と 比べると,各学校段階において増加している。

「鼻・副鼻腔疾患」(表7)
平成28年度の「鼻・副鼻腔疾患」(ちくのう症,アレルギー性鼻炎(花粉症等) 等)の者の割合は,幼稚園 3.58%,小学校 12.91%,中学校 11.52%,高等学校9.41%となっており,前年度と比べると各学校段階において増加している。

突発性難聴

 子供で突発性難聴等と診断される場合は、成長段階において耳に関係する器官の一部が循環障害を起こしたときに発症します。原因不明といわれていますが、大きな要因のひとつとしてストレスがあります。感受性豊かな子供は引越しや席替えなど環境の変化が精神的なストレスとなり難聴が発症することもあります。また、過剰な運動から内耳の循環障害を起こす場合もあります。

ムンプス難聴

 最も回復が難しいとされる難聴の一つがムンプス難聴です。
ムンプスとはおたふく風邪(流行性耳下腺炎)の原因となるムンプス・ウイルスのことです。この病気にかかると顔、特に耳の下がおたふくのように腫れ上がり高熱がでます。

特に3〜9歳に発症しやすく、症状の一つとして難聴が現れることがあります。高度難聴、そして子供が聞こえなくなったことに気づかず発見が遅くなることから回復が難しいとされています。
しかし、鍼灸治療では皮膚からの刺激が患部にまで伝わるため、本人の成長を促すとともに回復能力を高めることができるのです。

ハント症候群

Hunt症候群(ハント症候群)とは

 Hunt症候群とは、耳性帯状疱疹ともいわれ、片側の耳介、外耳道およびその周囲、もしくは軟口蓋(口の中)に痛みを伴う水疱(帯状疱疹)と共に、顔面神経麻痺難聴耳鳴りめまいが現れる病気です。

 顔面神経麻痺の中では、約14%の割合を占めています。 Hunt症候群は、難聴顔面神経麻痺症状が比較的強く出てしまうため、完全には治りにくい病気で、発症から一日でも早く治療にとりかからなければなりません。

Hunt症候群の原因

 Hunt症候群の原因は、水疱瘡(水ぼうそう)です。多くは子供の頃にかかった水疱瘡のウイルスであるVZV(水痘帯状疱疹ウイルス)が神経節(神経細胞が集合している場所)にひっそりと住み着き続け、ストレスが溜まったとき、抵抗力が低下したときに再活性します。

中耳炎

 子供の耳は成長途中のため大人と比較して小さく、同時に耳管(じかん)と呼ばれる耳と鼻を連絡している通路の傾きが穏やかです。そのため、くしゃみや咳、鼻をかんだとき、あるいは水泳中に鼻水や水が耳に侵入しやすく、中耳炎を発症して難聴の症状が現やすいのです。

子供の難聴、原因の一つは構造上の問題

大人の耳子供の耳

 子供は成長段階ですが、ただ大人より小さいだけではありません。
少しずつ、大人の体になるために、さまざまな器官が変化していきます。特徴的な器官は耳管と呼ばれる、耳と鼻をつないでいる部分です。耳管の役割は、耳の中の圧を一定に保つこと、そして、過剰な音を鼻に貫くためのもの。
ただでさえ大人の耳管より細く短い部分ですが、同時に大人より耳管の角度が浅いことにも原因があります。その影響で、中耳炎になりやすく、難聴の原因となっています。

 子供の難聴は健康診断などで発見される場合が多く、発症からかなりの時間が経過しているため回復が難しくなることも少なくありません。普段から親御さんが子供の変化を気にかけてください。

子供の難聴治療について

子供の難聴 子供用の鍼

 子供は成長段階であり、精神的、肉体的にも感受性が豊かなため、良くも悪くも様々な刺激に対して素直に反応します。
そのため、治療には軽く皮膚のツボに触れるだけの刺さない小児鍼を使用する治療を行います。


 大人と違い鍼を刺さないため刺激が弱すぎると思われるかもしれませんが、子供さんにはこの程度の刺激で十分効果があります。また、その刺激量は年齢や性別、症状の度合いによって微調整します。

 難聴の治療は、単に耳だけを治療するのではなく、自律神経の働きを正常になるよう整え、気管支や鼻など呼吸器系の機能を高めることによって、治療だけでなく再発を予防することにもつながります。

子供の治療は難しい?

 子供の難聴治療が難しい理由、それは子供だからです。もともと子供の難聴は、ムンプス難聴など早期発見しても治療が困難なことがおおいものです。このことをふまえなくても子供はしっかりしゃべったり、あるいは相手に自分の症状を伝えることができないから治療、完治がより一層難しくなります。

 耳が聞こえなくてもほかの事に夢中になり気がつかない、親に話さない場合、その結果、親御さんが難聴に気がつくのが遅れるからです。

ほとんどの場合、健康診断や中耳炎などの痛みを伴う症状を併発したときに初めて発見するケース。この場合、いつ難聴発症したのか遡って診断することが困難であり、発症から数ヶ月も数年も経過してから治療を開始せざるをえない状況に陥りやすいものです。

そして、子供は聴力検査がしっかりできない。音が聞こえたときにボタンを押すという聴力検査というものに対して正確な情報として結果が伴わない場合がしばしばあります。そのため、新生児では脳波で聴力を調べています。

 子供の難聴治療で重要なことは、子供の異変に気がつけるかどうかで完治できるかどうか予後がおおきく異なってきます。
しかし、親御さんが気がつけなかった場合でも悔やむことはありません。悔やんでいてもしょうがないといったほうがいいでしょうか、お子さんのこれからの将来を考え、今できる治療を確実におこなっていきましょう。

下のグラフは、実際に鍼灸治療を受けた患者さんの回復度合いです。

 2016年現在での、過去数年の治療実績をランダムに抽出してご紹介します。


■5歳未満女性 

ムンプス難聴

発症年月日:2009年7月
初診日:2009年9月
治療前検査日:2009年8月
治療中検査日:2009年12月
備考:ムンプス難聴

■5歳未満女性 その後

ムンプス難聴その後

発症年月日:2009年7月
初診日:2009年9月
治療前検査日:2009年8月
治療中検査日:2010年4月
備考:ムンプス難聴

■9歳女性

9歳突発性難聴

発症年月日:2009年7月
初診日:2009年8月
治療前検査日:2009年8月
治療中検査日:2010年1月
備考:突発性難聴

■9歳女性 その後

9歳突発性難聴その後

発症年月日:2009年7月
初診日:2009年8月
治療前検査日:2009年8月
治療中検査日:2010年4月
備考:突発性難聴

■10歳女性

9歳突発性難聴その後

発症年月日:2015年11月
初診日:2016年2月10日
治療前検査日:2016年1月
治療中検査日:2016年7月
備考:突発性難聴

■10代女性

中学生難聴

発症年月日:2009年5月
初診日:2009年7月
治療前検査日:2009年7月
治療中検査日:2009年8月
備考:突発性難聴


子供の難聴治療

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起立性調節障害

起立性調節障害 (OD) とは?

一見怠け者?しかしその実態は

 起立性調節障害は、「めまい」「朝起きられない」「午前中具合が悪い」など自律神経のバランスの乱れが原因で起こります。

思春期の子供に多く発症し、大人でもかかることがあります。規則正しい生活が送れないため、怠け者など周囲の誤解を受けることがあり、精神的にもつらい病気です。早めに鍼灸治療することで、体と心はずいぶん楽になっていきます。

症状が3つ以上あれば起立性調節障害かも

 起立性調節障害は、自律神経である「交感神経」と「副交感神経」の互いの役割バランスが乱れることで、血圧や心拍をコントロールする「代償機構」が破綻して起こります。体が急に成長する思春期に起こりやすい病気です。

ところが、思春期の子供は、心理的には家族に症状を伝えたくない、知られたくないなどプライベートを隠す傾向があります。保護者が子供の様子をよく観察する必要があります。

次のような症状が3つ以上見られるときは、起立性調節障害が考えられます。とくに、遅刻や欠席が目立つようになった場合には一度、ご相談下さい。

  • 朝に起きられない
  • 立ちくらみ
  • 全身倦怠感
  • 食欲不振
  • 立っていると気分が悪くなる
  • 失神発作
  • 動悸
  • 頭痛
  • 夜になかなか寝つけない
  • イライラ感・集中力低下
朝起きられない

 起きようと思っても身体を起こすことができない。目は醒めても身体がだるくて動かない。なかには、なかなか目が醒めず保護者が無理矢理起こしたことも覚えていないことがある。この場合には睡眠障害といえるものもあります。

立ちくらみ

 急に立ち上がったときに目の前が暗くなったり、白くかすんだりする。とくに午前中に強い。風呂から上がるときにも起こりやすい。

全身倦怠感

 身体が重たくてだるい。とくに午前中に強く、午後から程度が軽くなり、夜にはほとんど感じなくなる。

食欲がない

 午前中は食欲がない、とくに朝起きた後は気分が悪くて食べられない。

立っていると気分が悪くなる

 起立した状態で何か作業をする、通学など電車で立っているなどしたときに、気分が悪くなり立っていられなくなる、あるいは倒れそうになる。ひどい場合には気を失ってしまう(失神)。その際に冷や汗が出たり動悸を伴ったりすることもあります。

失神

 気を失って倒れてしまう。その場合、直前に(目がチカチカしたり、目の前が見えにくくなったり、気持ち悪い、冷や汗、動悸など)を自覚する場合もあれば、いきなり気を失う場合もある。人によってはくり返すこともあります。

動悸

 胸がドキドキと心臓の拍動が速くなる。とくに午前中に起こりやすく、立ち上がったときや階段を上ったりする際に多くみられます。

頭痛

 起立性調節障害の子供の頭痛は、起立性調節障害による頭痛、片頭痛、緊張性頭痛の3つが混在していることがあり、見分けが難しいです。

 起立性調節障害による頭痛は朝、起き上がってから出現し、午前中に多く、午後から楽になる、痛みの性質や状態は片頭痛のようにズキズキすることもあるし、頭重感のこともあります。

 片頭痛は、午前午後など時間に関係なく発症し、脳に心臓があるかのようにズキズキし、目がチカチカして吐き気や嘔吐を伴うことがある。片頭痛は1~3日持続することもあります。

 緊張性頭痛は精神緊張、僧帽筋や頸部筋の緊張を伴い、肩こりが強く頭を締め付けられるような痛みが多い。タイプによってお薬も変わります。

眠れない

 起立性調節障害は夕方から夜になると気分がよくなり、夜には目がさえて寝つけない。布団に入ってもいつまでも眠くならない。

 副交感神経(身体を休めるはたらきをする)は夜に活動が増え、朝に活動低下するという日内リズムがありますが、起立性調節障害では夜に活動が増えないので、眠くなりません。退屈なのでついついテレビやゲームをやってしまい、保護者からすると、夜更かしの朝寝坊、怠け者、という印象をもってしまうかもしれません。

イライラする・集中力が続かない

 午前中はほとんどといってもよいほど頭がまわりません。授業にも身が入らなく、思考力が低下し考えがまとまらずイライラしてしまいます。午後からは思考力は回復しますが、勉強が遅れてイライラの原因となります。

 小学校高学年から中学生の思春期前後の子供では、このような朝起きの悪さ、立ちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠などの身体不調を訴えて小児科を繰り返し受診することがあります。

しかし一般的な診察や血液検査では該当する異常を認めない場合、多くは起立性調節障害と診断されます。

 起立性調節障害は、思春期で最も起こりやすい疾患の一つであり、頻度は約5~10%と大変に多いものです。

近年では、起立直後の数秒間の血圧を測定する検査機器が開発され、目まいや立ちくらみを起こしているとき、あるいは疲労感の身体機能の異変を客観的に評価することができるようになりました。
その結果、一人ひとりの子どもに合った診断と治療が可能になりました。

起立性調節障害に対する鍼灸治療

 鍼灸治療は、本来、自律神経の機能を正常に、活発に働くよう促すことを得意とする治療法です。また、当院では、自律神経失調症、うつ病等の治療を得意としているところもあり、起立性調節障害をお持ちの子供に対して、心身ともにサポートすることがあります。

 また、朝起きられない状況から、学校へ行くための治療、リハビリとして、自宅へお伺いする往診治療もおこなっております。

 思春期の子供は繊細です。1日でも早く、治療して、勉強の遅れ、自信の低下から救ってあげましょう。


起立性調節障害の治療

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